トリートメント。アロエは家庭の救急薬として理想的な常備薬とはいえますが、残念ながら万能薬ではありません。


アロエと健康

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 昔の発毛剤のCMにもあるように、”髪は長いお友達”。アロエを使って、抜け毛、切れ毛、フケ、かゆみなどのヘアトラブルをなくしましょう。

 アロエには、消炎作用や新陳代謝を促進する働きがあり、頭皮にできた湿疹を治し、地肌を若返らせて毛根を強くするので、フケや白髪、抜け毛を防ぎます。

 また、余分な脂をおさえたり、傷んだ髪を美しくするトリートメント効果もあります。

 ちなみに、白髪の原因の一つには、髪の色素を作る働きの低下があるといわれます。
 アロエ汁にごま油を混ぜ、地肌によくすり込んでみてください。同時に、ブラッシングやマッサージをして毛根に刺激を与えると、色素を作る働きが活発になります。
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【 ポイント 】
@生葉をすりおろし、布でこし、しぼり汁を作る。
Aしぼり汁を指につけ、頭皮全体がぬれるまですり込む。
B指先で頭全体をよくマッサージする。
C蒸しタオルで5分蒸す。蒸しタオルは2本使う。1本はターバンに。もう1本はその上に。
D5分したらシャンプーして洗い流す。
Eしぼり汁を市販のリンスに少量混ぜて使うのもよい。



◆◇◆ アロエの雑学豆知識 ◆◇◆

 アロエはユリ科に属する多年草で、アフリカの地中海沿岸が原産と言われています。アロエとはヘブライ語で”苦い”という意味で、その歴史は古く、紀元前から薬草として知られていました。
 アロエが薬草として使われていたという最も古い記録は、古代エジプトのミイラのひざのあいだに置かれていたパピルスです。これによるとアロエは、センナなどとならんで下剤として用いられ、また眼病にも使われた薬効のある貴重な植物としるされています。
 さらにアレキサンダー大王は、大遠征の際に負傷兵の治療にアロエを用いて効果をあげ、それをきっかけにアロエの栽培をはじめたとも言われています。
 いずれにしてもアロエが古代より薬草として使われていたことはたしかで、やがて紀元前1世紀には、ローマのディオスコリディスが『ギリシャ本草』のなかで、アロエの薬効を書きしるしています。それによると性器の病気、痔、黄疸、胃の洗浄作用、打撲、おでき、さらに目の洗浄にもなる万能薬であるとしています。
 その後、アロエの薬効はヨーロッパにも広く認められ、十二世紀にはドイツ薬局方にも収載されるようになりました。
 さて、日本にいつアロエが伝えられたのかについては、鎌倉時代とか室町時代とかいわれ、定かではありませんが、江戸時代には貝原益軒が『大和本草』のなかで、「その味苦く臭くして、気味ともにはなはだしく苦きゆえに虫を殺す」しるしています。
 当時、蘆薈(ろかい)と呼ばれたアロエは、その名から中国から伝えられたものだと言われています。中国では『開宝本草』にしるされているところから、八世紀ごろには、民間薬として普及していたと考えられます。
 日本に伝えられたアロエは、九州や伊豆、四国などの山野に自生し、地方によっては、”医者いらず”として重宝がられていました。しかし、アロエが薬用植物として広く栽培されるようになったのは戦後でした。
 現在では、各地、ことに暖地で観賞用として、また民間薬として栽培され、薬効が穏やかで副作用が少ないことから、多くの人々に愛用されています。


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